人って変わらないって昔は思っていたのだけど、最近は全然逆。
人って、どんどん変わっていくっ!
去年の11月、初めてIH(Integrated Healing)のコースに出席したあたしは、まだなにがなにやらわからない状態で、でもなにかを掴みたくってもがいていた。
そこで出会った大切な大切な仲間たちに「ホントかわったよね」と言われる。
以前のあたしはとにかく「確かなもの」しか信用せず、それだけを見つめてきていた。
それは学歴であったり、職であったり、お金であったり・・・・
言い換えれば、内側がナイーブでもろくって壊れるのが怖くて仕方ないから、がんばって外側固めていった結果。
そりゃ自分の好きなことしかできないわがままな性分なので、外側を固めつつ、それなりにやりたいことをやっていた。
動物が好きだから獣看護師として安定した職に就いていたし。愛犬もいたし、結婚もしたし、アメリカにも住んでいる。世間から見れば、そんなに問題、ないよね(笑)
でも先が全然見えなくなっていた。ハッピーじゃなかった。
これから自分はどこへいくのか。そもそも、どこへ行きたいのか。これからなにをしたいのか。
IHのセッションをどんどんどんどん受けていくと、具体的になにがどう変わったのかうまく説明ができないのだけど、確実に変わっていく。
最近、一番自分でも驚きな変化があった。
すぐ有頂天になるタイプなので、舞い上がってブログに書いて、また元に戻っちゃったら切ないなーって思ってて今まで書かなかったけど、こりゃ結構安定してきている・・・ので書いちゃう。
お肉を食べなくなった!のれす。
前はお肉大好きっ子だったんです。
アメリカ来てからは環境の影響もあり、むしろ肉ないとメシじゃない!くらいになっていました。旦那が肉食だし・・・。
でもねー獣医業界にいると、やっぱり食肉産業の裏側なんかもしっかり見る機会がたくさんあってねぇ。
ちょっと考えればわかることなんです。
私たちが毎日食卓に出しているお肉は、誰かが育てて、誰かが殺して、誰かが配送してくれている。
こういう動物たちは私たちの食卓に並ぶためにそもそも産まれてきて、産まされてきて、狭い狭い檻で、「世界」なんて知らずに死んでいく。
牛さんは一匹ずつ、物みたいに流れ作業の中でスタンガンみたいなもので脳にショックを与えられて殺されていく。
お肉を食べる私たちは、そんな実情は見たくないので目をつぶって知らないふりをする。「Cow」じゃなくって「Beef」って名前変えてごまかす。
お肉は栄養として必要だから、おいしいから、といってバクバク食べて、残して、捨てる。
私もそう。
だっておいしいんだもん。
食べたいもん。
考えたくなーい。
まぁ、でもせめて出来ることを、と思って、自分や家族の健康のためにもより自然に近い形で飼育された動物の肉を買うようにはしていた。
でもねーやっぱり動物好きとしては、目の当たりにすると辛いんです。それに、その動物を毎日毎日流れ作業で殺して加工処理している人のことを考えるのも辛い。
(誤解しないでね、別にお肉食べる人はおかしいー!って言ってるのではなく、あくまであたし個人の中での考え方だから。それでもお肉食べて幸せな人はそれでいいと思う。お肉だって罪悪感もって食べられるよりは心底うまいー!って食べてもらったほうが体にもいいだろうしね。要は、思想と行動の繋がりのお話なので、あしからず。)
きっかけはたいしたことなかった。
菜食のお友達とよくランチしていて、「あたしももっと身体の声きいて食事してみよっかな」程度。
別に「お肉禁止ー!」って始めたわけではなかった。
でもそうやって身体の声に耳を澄ませていくようにしたら、別に「お肉たべたぁーい!」っていう欲求は沸いてこなかった。
だから食べない。それだけ。
お魚は大好きだし・・・シーフードは食べるんだけどねぇ。(魚も動物なんだけどね・・・)
あんまり気張って「一生お肉は食べない」って禁止すると欲しくなる性格なので、食べたいときは食べようとは思ってる。
だけど、やっぱり「殺せないものは食べない」「育てられないものは食べない」っていう気持ちは持っていたいなぁと思う。
「その程度」って今だから軽く言えるけど、今まではそう思ってもとても実行できなかった。葛藤がいつもあって、もどかしかった。
IHでどんどん癒されて、たまねぎの皮むきみたいに一枚一枚硬い殻を捨てていって、素直になれてきたのかなー。素直っていうのは、思っていることと行動がすっと繋がるっていう意味でね。
そんなあたしをみて、旦那が「ぼくもお肉やめてみよっかな」ってボソっと言ったときは、またさらに嬉しかったなぁw
すぐに「今すぐじゃないけどね!」って撤回してたけど(笑)
肉食について興味あって英語わかる人はこんなインタビューがあるので、やってみては?Social Psychologyのクラスの課題の一部でした。あたしは読んでないけど、こんなサイトも。
*注* このブログの内容はアメリカでの情報、体験に基づいてます。