Pages

Monday, March 24, 2014

御いぬの御ごはん

We are what we eat.

それは人間だけじゃなく、動物にとっても同じこと。

家族同様に大切なわんちゃんねこちゃんの健康を気遣うと、やっぱり長く元気に心身ともに健康でいてほしい、そう思うと食べ物に注目するのは必然かと思います。でも、大切なことはもっと深いところにあるのかもなぁ、と思います。

今日はうちのお食事事情を紹介しながら気づきをシェアしたいと思います。お勧めの商品もいっぱいあるので参考になるといいな♪

Daphne。散歩中。耳がめくれてる・・・

 もうすぐ4歳になる愛犬Daphne(だふにー)の健康には人一倍気を使ってきました。犬が好きでよりよいケアを自分でしてあげたくて看護師になったようなものですから・・・(グルーミングの資格とトレーナーの資格も欲しいw)

飼い始めたころ、Raw foodダイエットをしていた私。それが動物にもベストだと聞いて、いっぱいリサーチをして高品質なRaw foodを与えていた時期がありました。

ところが、なぜかDaph子(愛称)はよく嘔吐するようになってしまいました。

ちょうどそんなころ別の問題でDaph子のIHのセッションをしてもらう機会がありました。セッションのお題は食事ではなかったのだけど、Daph子のハイヤーセルフはここぞとばかりに食事について主張してきました。「私の消化器官は丈夫です」・・・・どうやらRaw foodは体に合っていなくて、市販のカリカリでいいんだ、というのです・・・・

正直困惑しました。市販のフードがどう作られていて、なにが入っていて・・・・職業柄よく知っていたので、どうしてもそういうフードを与えたくなくってRaw foodを与えていたのだから・・・・

でも私たちの体はみんなそれぞれ違う。それもよくわかっていました。(おそらく大抵のわんちゃん、特にねこちゃんはRawがベストだろうと思う)

なのでハイヤーセルフの声を尊重して、Raw foodはやめました。(それでもDaph子は生肉が大好きなので、たまーに少量ずつあげてるけどwちなみにお気に入りはRaw AdvantageのRock Island。ここで紹介してるフードやトリーツはどれもサンディエゴのドッグトレーナーさんHiromiさんのお店Canine to Fiveで購入してます♪)

もちろん、いわゆる大手のスーパーで手に入るようなブランドのフードは決して与えません。(ぺディ●リーとかw)ナチュラルで高品質でホリスティック関係者に定評のあるものを筋反射で選ぶようにしていました。Wellness, Natural Balanceなどなど。うちではLotus(写真参照)が多いかな。

Lotus: 通常のフードと違って、Oven bakedでGrain freeなのが特徴♪Daph子はDuckがお気に入り。



おやつは彼女が好きなブロッコリー、ほうれん草、りんご、バナナ、えだまめ、ポップコーン(自家製)、ヨーグルト、カッテージチーズなどなど、生で消化OKなものは生で、どれもオーガニック。トレーニングにはフリーズドライのチキンやZiwi Peakのラムジャーキー(写真参照)など、最近はナチュラルな選択肢も多くて嬉しい。

きっとわんちゃんって、とくにDaph子みたいに食べ物のためならなんでもする子って、なに食べても幸せだからいいんだろうなぁ、基本。(人間もこれが一番の基本だね、感謝して幸せに食べる!)だからそれなりに消化器官が丈夫ならなんでもいいんだろうな。

そんなDaph子も、体が受け付けない食べ物が結構ある。レタス、ラディッシュの葉、ズッキーニ。それにあげても絶対食べないのはきゅうり。一般的に犬には毒だと言われる食品ではないのでなぜかはまったくもって謎。(ちなみに一般的には、ぶどう、レーズン、アボカド、にんにく、たまねぎ、チョコレート、カフェイン、ステビア(ガムに含まれていたり)などはわんちゃんに毒です・・・注意してくださいね♪)これらを食べると、たいていは翌日元気がなくって、血色が悪くなって隅っこでまあるくなって、そして嘔吐。すっごく粘着性の高い粘液を出し切るまで嘔吐。このときだけは大人しくレイキを受けてくれる・・・(笑)

そんなだから、本当はずっとおうちご飯を作ってあげたかったのだけど、なにを与えたら彼女にとって本当にいいのかがわからなくって、ずっとずっと躊躇していた。でもたぶん本当の理由は手間もかかるし、忙しいときや外泊のときは市販のフードがやっぱり便利、という面倒くさがりな私の性格が大きいな、と思う。お恥ずかしい話ですが、自分の食生活も満足に管理できないのに愛犬のができるはずない(笑)(だいぶ良くなってきてるけどね!)

そんなこんなでDaph子ももうすぐ4歳。ひとつ気になるのが歯石だ。小型犬にはよくあることだけど(よくある、で済ませてはいけないよねぇ)、歯垢がたまって、口臭がしてくる。はみがきも面倒くさがりな飼い主だから、なっかなか続かない・・・(最近は歯ピカでマッサージしてます♪口臭には効果絶大!超おすすめ!)

野生に生きる動物は歯石なんか問題にならないですよね。それはやっぱり生の食べ物を食べているからだ、とあるホリスティックの獣医さんは言います。たしかに生肉むしゃむしゃ食べて骨をがじがじしてたら、歯はキレイそう。経験ないですか?ハンバーガーとかプロセスフードをやたら食べた日はなんか歯に違和感があって歯をみがきたくて仕方なくなる・・・・(笑)

Ziwi Peak:ニュージーランド産のジャーキーのようなフード。写真撮ろうと持ち出したらDaph子が・・・(笑)こちらはフードとして足したり、トレーニングのトリーツとしても大活躍♪


私自身の変化にともなって、Daph子のご飯を作りたいという思い、そして思いと行動が素直に繋がるようになってきたおかげで、最近はおうちご飯です。Human grade(人間も食せる)のご飯です。(余談ですが、日本のペットフードは人間が試食して作っているっていうのをどこかで見たことがあります。アメリカのペットフード事情とはまた少し違うのかもしれないな、とは思いつつも、アメリカブランドが日本にたくさん進出してるのも事実なので参考程度に。アメリカはすべてが大量生産なので虫が混入してたり、規制が日本に比べて全然ゆるいのは、周知の事実かとは思います。人間用の食べ物さえ怪しいのだから、ペット用は言うまでもないですよね。)

今になって思うと、昔一生懸命Raw foodを与えようとしていた私は主に「愛情」から気遣っていたと思っていたのが実は「罪悪感」が多く含まれていたんだなぁ、と気づきました。小学校から飼っていた先代の愛犬コロにとって、私はたぶん史上最低な飼い主だったから、過去の罪を引きずり続けてきたように思う。あの頃の失敗を絶対繰り返すまい、と強迫観念をベースにDaph子に接していたところが、無意識にあったのだなぁと。動物ってそういうの全部エネルギーで感じて、わかっちゃうんだろうなぁ。そういう意味で、とっても大切な鏡です。

IHのおかげで不要なものをちょっとずつ、たまねぎの皮をむくように落としていって、だんだん素直に愛犬と過ごせるようになってきたと感じて、そんな今、ようやく純粋に愛情をこめてご飯を作ってあげたいと思える。それをうっまそーに食べてくれる。これ、幸せですな。

栄養のバランスはどうか、とか体が受け付けない食べ物はなにかとか・・・たぶん細かいことは愛情込めてつくることでカバーされる!(笑)農家さんが有機で丹精こめて作ったものを愛情込めて用意してあげる、いいエネルギーじゃないですか?

それになにより「完璧でなくていい」っていうのが私にとって一番大切・・・日本人に多いですよね?完璧主義のおかげでなにもできない人。完璧じゃなくっていいんです。試行錯誤していくなかで、その時その時が最高最善だから。その一瞬は二度とない。だから大事に。

大活躍のペンジュラム♪

そして最近みかりんのところで購入したペンジュラムも大活躍。どうも左脳すぎる私は自分で筋反射とるのが苦手なので、その点ペンジュラムは白黒はっきりしてくれて、わかりやすい。

ご飯作る前に食材ひとつひとつを「鶏肉はDaphneの体に合っている」と聴いていきます。最初に作ったご飯は本のレシピを参考にしてズッキーニを入れていた。案の定そのズッキーニがDaph子にはアウトだった。ほんのひとカケラ味見に与えたら、即効で嘔吐してたもの・・・・危うく大量に与えてしまうとこだった・・・・・嘔吐はやっぱ見ていても辛いからね・・・ペンジュラムのおかげで避けられます♪ズッキーニ入りの最初の試作は私のランチになりました(笑)

もちろん、普段同じフードばかりを食べているわんちゃんは消化器官もびっくりするので変化は少しずつね。Daph子は普段から意識的に違うものをあげているので、シフトはスムーズに済みました。私もそうだけど、なんでも食べすぎは体に毒だと思うので、他品目を少しずつ、というスタンスです。

つーか、人間だってそんな完璧な食事なんて絶対してないのにね・・・・チョコレート食べながら、我ながら笑えます。



今日のごはん。鶏肉、にんじん、さつまいも、スプラウト、カッテージチーズ、グリーンピース、えだまめ


あなたが飼っている動物になにをしてあげられるかで、あなたの愛情ははかれません。

たぶん一番してはいけないのは「こうあるべきなのに・・・!」と自分を責めて、罪悪感に苛まれて、純粋な愛情をもってわんちゃんねこちゃんと接することができなくなってしまうこと。(あー耳が痛いw)

どんな扱いを受けても、彼らはただ純粋にまっすぐな愛のまなざしを私たちに向け続けてくれます。(感謝)

私たちに出来ることは、本来の私たちに戻ること。長年かけてかぶり続けてきた余計な皮を自分のペースで、自分を愛しながら、むいていくことじゃないかな。そうすることで、私たちの思いや考えは素直に態度や行動に表れる。やりたいと思ったこと、楽しいこと、幸せなことが、すーっと自然に現実になる。動物たちはその波動を敏感に感じてる・・・。